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はじめて触れたTATTOO | ||||
あたしがはじめてTATTOOに触れたのは、幼稚園生の物心ついた頃。 祖父の腕には竜の刺青が刻まれていた。 昔は職人という人たちはほとんどが刺青を刻んでいたらしい。 祖父は職人だったため、腕に刺青が刻まれていた。 「おじいちゃんの腕に絵が描いてある。かっこいい。」 そう思ったのが、はじめて刺青を見た時の感想。 怖いとか変だと全く思わず逆にあたしも絵を書きたいな、そう幼いながらに思っていた。 それから多感期になり、ファッション感覚で刺青に憧れる時期は続いた。 いつか刺青を入れたい、その思いは幼い頃に見た祖父の刺青が少なからず関わっているような気がする。 それから数十年たった30代終わりに近づいた頃、はじめて刺青を刻んだ。 それまでの長年の間、やはり抵抗もあったのだと思う。 刺青への偏見や生活の支障などを考えなかったわけではない。 だけど幼少時代から刺青を見てきたからだろうか・・・ 後悔や失敗は全く感じなかった。 おじいちゃんと同じ絵の描いた肌になったこと。 血の繋がりを実感している。 |
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